F8 2019で発表されたARの話
4月30日-5月1日にFacebookのカンファレンスであるF8が開催されました。
2017年のF8でFacebookのARが発表され、2017年末に正式リリース。
2018年のF8ではInstagramの対応が発表され、2018年末からベータテストが開始。
2019年のF8ではARの今後や、Instagramの正式リリース時期などが発表されました。
全世界で10億人が使っているAR昨年のF8から今年のF8の一年間にFacebookやInstagram、Messanger、PortalのARカメラを使った人は10億人を超えていると発表されました。これは「世界で一番使われているAR」と言って良いと思います。
InstagramのARカメラの正式リリース予定日が決定
今ベータテスト期間中のInstagramのARカメラは今年の夏にリリース予定と発表されたので、6月から8月くらいにはリリースされると思います。ベータテスト中の現在は個人利用でしか使うことができず、プロモーション利用できるのは一部のグローバル企業のみとなっていますが、今年の夏には誰でもプロモーション利用することが可能になります。
InstagramのARもARマーカーに対応予定画像を認識して、画像からARコンテンツが表示されるようなコンテンツは今のところFacebookのARカメラのみですが、近々Instagramにも対応するようです。今年のF8ではInstagramのARカメラでARマーカーを使ったコンテンツが使われていたようです。
FacebookのARはまだまだ発展途上F8でAR担当者が今現在のFacebookが考えているARのロードマップが発表されていましたが、まだまだ発展途上の段階でFacebookが考えているロードマップの序盤のようです。
今のARはただ顔や平面だけを認識してそこのARコンテンツを表示するだけですが、将来的にはカメラから見たアイテムを立体的に認識して現実空間の後ろにARコンテンツを表示するというようなデモも紹介されていました。
このコーヒーカップはARの3Dモデルなんですが、現実空間に存在する物体の後ろに表示されています。
搭載されるのはまだ先になると思いますが、近い将来搭載されることになるでしょう。
私の作ったARがF8の背景に表示されていました。手前味噌ですが、F8の初日の基調講演でFacebookのAR担当者が登壇していたスクリーンの背景に私の制作したゴッホやフェルメールの顔を動かせるARカメラが表示されていました。インプレッションは1300万回を超えており、今も増え続けています。
F8の基調講演や各セッションの動画はすべて配信されているので、興味のある方はご覧ください。Facebookが今どのようなことを考え、今後どうしていこうとしているのかがわかります。
今後のFacebookはInstagramのARが楽しみです。
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