【新機能】BGM機能が追加されました。
ARカメラを作るSpark AR StudioがV89にアップデートされ、BGM機能、音声解析機能、メディアギャラリー機能が追加されました。
メディアギャラリー機能は二ヶ月ほど前からベータテストされており、ベータテスターはすでに公開できていたので、そちらの記事をご覧ください。
この記事ではBGM機能について書いています。音声解析機能については次の記事で書きました。
BGM機能
今年の2月から日本のInstagramでもストーリー撮影後に任意のBGMを入れられるミュージックスタンプが使えるようになりましたが、撮影時にエフェクト組み込む機能が導入されました。
撮影時にミュージックスタンプマークが出ているのでそれをタップすると任意のBGMが入れられるようになり、面白い効果が期待できますが、注意点がいくつかあります。
- すべての国で使えるわけではない
BGM機能は著作権の問題もあり、Facebookとレコード会社が契約している国でしか使えません。日本も今年の2月にミュージックスタンプ機能が導入されましたがアメリカでは一年前からありました。
アジア圏では使えない国はまだまた多いので、世界に向けたエフェクトを作りたい場合は注意が必要です。この機能を必ず使わないといけないエフェクトの公開は避けたほうがいいでしょう。 - 聴ける曲は国によって違う
ミュージックスタンプが使える国でも聞けない楽曲もあります。これもレコード会社ご各国のFacebookの契約の問題だと思いますが、日本と各国で聴ける、使える曲は違うのでご注意ください。 - 15秒を選ぶのが面倒
使用したい音楽は15秒以上は使えないので15秒選ぶ必要があります。一応サビの部分がデフォルトで選択されているようですが、選ぶのがかなり面倒です。TikTokのように予め15秒に編集された音楽がほしいところです。 - 録画のタイミングが難しい
これは使ってもらえばわかりますが、録画が始まったら音楽が再生されるわけではなく、選んだ15秒がループしています。ちょうど音楽が始まるタイミングで録画を開始するのは至難の技です。
ミュージックスタンプ機能であとから音楽を入れる場合は撮影した動画の最初から音楽が入りますが、エフェクトに組み込む場合それができず、今のところ録画をしはじめたらBGM再生するという機能もありません。今後の改善に期待です。 - 使える曲はごく一部
レコード会社とFacebook社が契約しており、avex、ポニーキャニオン、ユニバーサル ミュージックなどに所属するアーティストの曲が選べますが、契約していないレコード会社の曲は使えません。
契約しているレーベルのアーティストの曲がすべて使えるわけではありませんし、曲が使えるアーティストでも使えない曲もかなりあります。 - 検索機能が微妙
音楽の検索機能がありますが、検索してもうまくヒットしません。始まったばかりなのでバグがまだまだあるようです。 - 歌詞は表示されない
撮影後にBGMを追加するミュージックスタンプの場合は歌詞が表示できたり、ジャケットが表示されますが、この機能では歌詞やジャケットを表示することはできません。
正直なところ音楽解析機能と一緒に使うようなエフェクトでないと使い所が難しいという印象でまだ使い所が難しいですが、TikTokのように音声に合わせて動画を撮れるようなところ目指しているように思えるので今後に期待です。