【新機能】スマホに入っている画像をAR内に組み込めるようになりました。
InstagramのARカメラを作るSpark AR StudioがV88にアップデートされ、スマホの中に入っている写真や動画をARカメラのエフェクトに組み込めるギャラリーテクスチャーという機能が導入されました。
FacebookのARカメラでは使えず、InstagramのARカメラのみの機能です。
この機能を使うと背景をスマホ内の画像に切り替えたり、フェイスペイントの画像を切り替えることができます。
近々導入予定の機能としてはストーリーで使用する際に撮影した画像や動画にエフェクトをかけるメディアギャラリーという機能がありますが、それに近いようなエフェクトになります。
分かりやすい例えだと最近流行りのZoomの背景を切り替えるのと同じしょうか。
サンプルで人物を切り抜き背景をZoomのように指定した画像に変更するカメラを作って公開したのでお試しください。
https://instagram.com/a/r/?effect_id=543241799707569
近々リリース予定のメディアギャラリーとギャラリーテクスチャーは似ているようで以下のような違いがあります。
■メディアギャラリー
ストーリーカメラ起動 → イメージ選択 → エフェクト選択 → イメージ全体にエフェクトをかける。
- メリット:
- すでに撮影された動画や画像にエフェクトをかけられるので、ストーリー関係なく、別のカメラで撮影した映像にもエフェクトをかけられるので撮影に集中できる。ストーリーのカメラでエフェクトを使いながらの一発撮りは大変。
- エフェクトをかけた映像を保存し、再度選択すればエフェクトの重ねがけができる。
- デメリット:
- メディアギャラリーを使いたい場合は機能の制限があるので、メディアギャラリーのエフェクトとして公開した場合はそれを考えて作る必要があり、作るエフェクトに制限ができてしまう。画面タップができない、ボタン表示ができないなど。
- まだベータ版なので一部のクリエイターしか作ることができない。
- 15秒以上の映像の場合、エフェクトボタンが出ないバグがある。
- 一部の端末ではエフェクトが出ないバグがある。
■ギャラリーテクスチャー
ストーリーカメラ起動 → エフェクト選択 → イメージ選択 → 選択したイメージをエフェクトの一部に組み込む。
撮影されたイメージをエフェクトに組み込むので表現の幅が広がります。
- メリット
- 表現の幅が広がり、すでに撮影したイメージをエフェクト内に組み込んで面白い表現ができる。
- デメリット
- ユーザーにイメージを選択させるという手間が増えるのでUXが悪くなる。
- 読み込んだイメージに切り替わるところがチェック柄の画像が表示される。
指定した画像を読み込むことで文字が読めるようなコンテンツを試しに作ってみました。
Webサイトでダウンロード指定した画像をダウンロードしないと見られないコンテンツなどが作り、キャンペーンの応募などに使えそうです。
この機能を使った新たなARの可能性に期待です。