【新機能】InstagamでもTikTokのような撮影ができるReels(リール)がリリース

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ブラジルなどで先行リリースされていたReels(以下:リール)が本日8月6日に世界50ヶ国でリリースされ、日本国内でも使えるようになりました。リールで撮影するとTikTokのような撮影ができます。

InstagramでARエフェクトを使うのはストーリーズ投稿がメインでアーカイブするか、撮影したものを保存してフィードに投稿しない限り24時間で消えてしまうのが少し欠点でしたが、リール投稿はフィードのようにずっと残り続けますし、エフェクトを使ったリール投稿から、使ったエフェクトを簡単に見れて使えるのもありがたい機能です。

0.3倍速で撮影して通常速度で再生したら3倍速に見えたり、その逆に3倍速で撮影し、通常速度で撮影して0.3倍速で撮影ということもできます。

撮影スピードを遅くすることで、BGMがゆっくり再生され、動きとBGMを合わせやすくしたり、ARエフェクトも使用することが可能なので、Instagamでの表現の幅が大きく広がりそうです。

まだリリースされたばかりなので、バグが多かったり、仕様が定まってなかったり、不便なところも多いですが、リールの注意点や現時点で判明している仕様について書きます。

リールについて

  1. リール撮影
    1. 最大撮影時間はストーリーズと同じで15秒。(TikTokは60秒)
    2. 何カットでも撮影可能。(ストーリーズは1カットのみ)
    3. 不必要なカットを選んで削除が可能。(ストーリーズは一発撮り)
    4. 撮影時に0.3倍速~3倍速まで撮影スピードを選べ、カットごとに撮影スピードを変えられる。
    5. 撮影時間を細かく設定でき、0.1秒から15秒まで指定して、指定した時間で止めることが可能。1秒*15カットのようにしてテンポ良い映像が撮れる。
    6. 前のカットの最後の部分が半透明で表示させ、カットを繋ぐ際に違和感なく繋げるようにするために位置合わせが可能。
    7. シャッターボタン長押しで押している間だけ撮影になり、タップでハンズフリー撮影。
      ストーリーズの場合はタップで写真撮影。
    8. 撮影時にマイクをオフにはできない。
    9. すでに撮影済みの動画はリールでも使える。1分の動画を読み込んで一部分だけ使ったりすることも可能。
      写真は使えない。
  2. エフェクト使用
    1. カットごとにエフェクトを変えることができる。
    2. エフェクト一覧にあるエフェクトしか使用できないので、リールで使いたいエフェクトは事前に保存しておくのが良い。
    3. 1カット撮影するたびにエフェクトを選び直す必要がある。連続で同じエフェクトを使用しにくい。
    4. エフェクトを使わずに撮影した映像にあとからエフェクトをかけることはできない。
    5. エフェクトギャラリーにあるエフェクトやユーザー一覧のエフェクトから使おうとするとストーリーズになってしまう。つまりエフェクトからリールを使うことはできない。
    6. エフェクト使ってほかの人が投稿したリールからエフェクトを読み込んで、リールですぐに使うことが可能。
    7. エフェクトが非公開になった場合はリールに投稿は残るがエフェクトは使えないようになり、再度公開になった場合はまた使えるようになる。エフェクトが非公開ではなく、削除された場合も同じ。
    8. 同じエフェクト使ってリールに投稿されたほかの人のすべての投稿を一覧から見ることができる。
  3. エフェクト機能
    1. 端末内の画像や動画をエフェクト内に組み込むギャラリーテクスチャー機能を使うエフェクトも使用可能。
    2. 録画スピードが変更できるが、時間はリアルタイムでかかるのでゲームのようなARも問題はなし。ズルはできない。
    3. 画面タップでエフェクトが切り替わったり、顔の動きや表情でエフェクトが切り替わるインタラクション要素のあるエフェクトも使用可能。
    4. スライダーやボタンが使えるエフェクトも使用可能。録画時は使用不可。
    5. マイク入力の音声を解析して、周波数や音量によってエフェクト効果が変わるエフェクトも使用可能。
    6. 撮影前にBGMが選べるInstagamMusicを使用しているエフェクトは使用不可
  4. BGMや音声
    1. 撮影時に好きなBGMを選べる。
      1. 同じBGMを使ってリールに投稿されたほかの人の投稿がすべて見え、再生回数も分かる。
    2. BGMを撮影後にも追加することもできる。
    3. BGMを入れるとマイクはオフになる。
    4. カットごとにBGMは選べるが最後に選んだBGMに置き換わる。カットごとにBGMを変えることはできない。
    5. すでにBGMやSEが入っているエフェクトの場合、BGMを入れなければそのBGMが使われるが、BGMを追加すると元のBGMは上書きされる。
    6. BGMを削除するとマイク音声やエフェクトに入っていたBGMが使われる。
    7. BGM使わなかった場合、マイク入力やエフェクト内の音源がほかの人もリールで使えて投稿できるようになってしまう。他人が自分の音声使って勝手にコラボ動画投稿する可能性あり。※著作権注意
    8. 元になったオリジナル音源の入ったリールを削除すると、その音源を使って投稿されてすべてのリールが削除される仕様。
  5. リール投稿
    1. ストーリーズと違い24時間で消えずフィードのように残り続ける。
    2. リールに投稿後はプロフィールタブにリールにタブが追加される。
    3. 下書き保存が複数でき、リールの制作途中に保存して、あとから編集することが可能。
      ストーリーズは下書き保存機能がなかった。
    4. 投稿はリール以外にもフィードやストーリーズにも投稿可能。
    5. リールに投稿せず、ストーリーズだけにも投稿が可能。
    6. リールからストーリーズに投稿したものは24時間後に消える。
    7. リールで撮影したものをストーリーズに投稿した場合はリールから投稿したとは表示されない。つまり今まで一発撮りだったストーリーズをリールを使うことで編集したものを投稿できるようになった。
    8. フィードに投稿したリールの場合はフィードからリールに遷移が可能。
    9. リールの投稿をあとからフィードに投稿することも可能。
    10. エフェクトを複数使っている場合は使用しているすべてのエフェクトが表示される。
    11. フィードに投稿した場合は強制的に正方形にトリミングされる。
    12. 投稿時タグ付けはできるが、タグ付けした相手のプロフィールには表示されない。
    13. ハッシュタグも付けられるが、リールのみの検索はできない。
    14. リール投稿を検索することは今のところできないが、ピックアップされたものが少しだけ表示される。
  6. リール投稿閲覧
    1. 現時点ではリールを投稿しているユーザーのホーム画面か、検索タブのReelsからピックアップされたものが表示される。上にスワイプすると次の動画に。
    2. ランダムでピックアップされているので、フォロワーの少ない人の投稿も表示されるので、面白い投稿してる人はフォロワーが増える可能性あり。
  7. その他
    1. すべての国で使えるわけではない。2020年8月時点で50ヶ国程度。
    2. ストーリーズでエフェクトが使われた場合、インプッションを取得できるが、リールに関しては現時点では不明。

まだリリースされたばかりなので、今後頻繁にアップデートされていくと思われますが、今後のInstagamに期待が持てる機能となりました。
TikTokも日本でかなり人気になってきましたが、アメリカで配信中止の可能性が出てきたり、日本でも同じような動きがあり、動向が注目されていますが、Instagamは今のところ安心して配信できそうです。

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