【新機能】レンダーパスという機能が導入されました。
ベータテスト中だったレンダーパスという機能がSparkARStudioのv92から正式リリースされたのでそれについて簡単に説明していこうと思います。
レンダーパスを使うと今まで表現できなかったようなエフェクトを作ることが可能になりますが、その分工数が大幅に上がってしまうこともあるので、その点は要注意です。
- 読み込んだ素材にもエフェクトをかけられる
従来SparkARではカメラから取り込んだカメラ映像にエフェクトをかけることはできましたが、読み込んだ3Dモデルやイラストなどにエフェクトをかけることはできませんでした。
例えばモノクロエフェクトをかける場合、カメラから取り込んだ映像をモノクロにするのは簡単ですが、読み込んだ3Dモデルやイラストがカラーだと、それを白黒にすることはできないので、事前にモノクロの素材を読み込む必要がありました。ただ今回導入されたレンダーパス機能を使えば最終的に出力する映像にエフェクトをかけることができるので、別途素材を用意する必要がなくなりました。
一番右のガスマスクをかぶるエフェクトのモノクロに変換して、エッジを抽出するエフェクトを公開したのでお試しください。
- ディレイ効果を使ってひと味違ったエフェクト
カメラから取り込んだ映像や上記のような取り込んだ素材にディレイ(遅延)をかけることで、一味違うエフェクトを作ることが可能です。
このように人物とマスクを切り抜いて遅延させたフレームを上に動かすことでこのようなエフェクトが制作できます。ほかにも色々なエフェクトが作れますが、出来ることが多すぎて書ききれません。
昨年インドで開催され紹介された機能でまだ導入されていないのは、ネットワーク機能とマルチARマーカーのみとなりました。
まだまだ新機能が追加される予定のようで、できることが増えていくSparkARには期待が持てますが、できることが増えてくることによって、制作工数も増えてきてしまい、制作費が上がってしまうのが難しいところです。InstagramのARカメラを使ったプロモーションに興味のある方のご連絡お待ちしております。
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